アイアンのスイングはこの3つのお約束を覚える。

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「アイアンのスイングがわからない。」

こんな悩みを持つ方は「ダフる」「トップする」「シャンクする」「番手通りの飛距離が出ない」・・・ラウンド中、こんなミスに苛立ちを感じているのではないでしょうか。

アイアンのスイングと言えば、「ダウンブローに打て。」

誰しも一度は聞いたことがあるレッスンです。しかし、たったこれだけのアドバイスでアイアンが上達できたらゴルファー全員がシングルプレーヤーです。

そんな一言でダウンブローにアイアンが打てるようになるのであれば誰も苦労はしません。

しかし実は、アイアンのスイングの完成系は実はいたってシンプル。あれこれ難しい動きをする必要はありません。これからお話する「アイアンスイング3つのお約束」をまず頭に入れ練習することで、理想的なアイアンスイングができるようになるでしょう。

このページを最後まで読めば、正しいアイアンスイングを手に入れるための「3つのお約束」を覚えることができます。

アイアンのスイングはいたってシンプル

すでに80台前半くらいでラウンドできるゴルファーの方ならこう思うことでしょう。

「シンプルなスイングが理想なのは分かっている。しかし、シンプルにスイングすることが最も難しいのだ。」

さすがです、その通りです。

世界で活躍するプロゴルファーのスイングを見ていると、無駄がなく流れるようなスイングしています。しかし一方、多くのアマチュアの方のスイングはどこか力が入っているように見えたり、その結果フィニッシュでふらついたり・・・・、個性豊かなスイングが多く見られます。

もちろん、多くのアマチュアの方もカッコよくフィニッシュを取りたいでしょうし、流れるようなスイングに憧れているはずです。しかし、なかなか簡単にはそのシンプルなスイングを身につけられないのです。

では、なぜなかなかシンプルなスイングを手にいれることができないのか・・・。

それは、間違ったスイングを何回も無意識の中、打ち続けているからなのです。正しいスイングも間違ったスイングも何百回、何千回と打っていれば体にクセがついてしまうのです。

自分では少しづつスイングを修正しているつもりでも、その修正の仕方が間違っていれば当然また悪いスイングを体に染み込ませるだけです。まずは正しいアイアンのスイングを学ぶ時間を取りましょう。

では、その正しいシンプルなアイアンスイングを以下でご説明していきます。しかし、一口に「シンプルなアイアンスイング」と言っても、人によって修正する部分が違いますし、「グリップ」「スタンス」「肩の向き」「体重移動」「テークバック」「ボールの位置」「頭の位置」・・・・、などなどゴルフスイングには無数のコツが存在します。

これらを全部、このページでご紹介したところで、流れるようなスイングをすることは絶対に不可能でしょう。あれこれ考えてガチガチのスイングになり、かえって悪いスイングになってしまいます。

そこで、アイアンスイングで最も大切で誰でも実践できる・・・「3つのお約束」についてここでは説明させていただきます。この3つのお約束を守ることでアイアンスイングに自信が持てるようになるでしょう。

アイアンスイングの3つのお約束

それでは、アイアンのスイングで大切な「3つのお約束」をご紹介していきます。


①やっぱりダウンブロー

アイアンのスイングで最も大事なのがやはりダウンブローです。耳にタコができるほど聞いたことのあるフレーズですが、それだけごもっともで基本中の基本なのです。

念のため、ダウンブローとは・・・

「クラブフェースが地面に接する前にボールにコンタクトし、その後地面を削り取る。」

ここまではご存知の方は多いことでしょう。

では、「ダウンブローにボールにヒットさせる方法はどうしたらいいのか?」

「アップライトにクラブを上げて・・・」「グリップエンドをボールに向けてダウンスイング・・・」などと、難しく考える必要はありません。実際に体感してしまいましょう。

両足をくっつけ、少しオープンスタンスで左足体重、右足小指の先にボールを置き、サンドウェッジのフェースを開き、ゆっくりバックスイングをして、ボールの上にクラブヘッドを落とす。

この練習をしてください。

ここで大事なのは、「ボールの位置」と「落とす」という表現です。

まず、ボールの位置が体の一番外側にあります。このボールを払うように打つのは至難の技です。もしやろうとするなら、右側に体重が乗りすぎて右に体が倒れてしまうでしょう。ダフることはあったとしても、必ずダウンブローの軌道になるはずです。

そして「落とす」ですが、そのままです。ドンッと落とすんです。

左方向に振ろうなんて考えてはいけません。また、遠くに飛ばそうなんて考えるのはやめましょう。ボールの真上にクラブフェースを「ドスンッ!」と落とすのです。

その時、力は一切入れてはいけません。クラブが自然に落ちてくる力だけで落とすのです。

この打ち方を何度か行っていると、たまに「フワッ」と柔らかい球筋でボールが飛んでいく現象が起こります。これが正しいダウンブローの軌道で打てた時の感覚です。

ただし、ここで勘違いしていただきたくないのは「高い弾道ではない」ということです。

「フワッ」との意味は「滞空時間が長く感じる」ということです。バックスピン量が多くボールに浮力が働いている状態です。

低い弾道でも、バックスピンがしっかりかかっていれば通常のランニングアプローチとは違う感触を感じ、落下後は水面を水切りするように「ツツツーッ」と進み、バックスピンで急激に止まります。

この練習を10回やって10回とも「フワッ」となれば、ダウンブローを手に入れたも同然です。まずはこの感覚を体に染み込ませましょう。

②リズムを感じよう

ゴルフスイングはアイアンに限らず「リズム」が大切です。

なぜ、リズムが大事なのか?

それはゴルフクラブが落ちてくるタイミングと自分のスイングを同調させるためです。

どういうことかというと、次の例えなら誰でもわかるはずです。次のことを頭の中でイメージしてみてください。

あなたはブランコに乗っています。
はじめは地面に両足をつけ、3歩下がりブランコを後ろ上方向に上昇させます。
次に足を曲げ、前方向にブランコは振られます。
その後、あなたはもっと高くブランコを揺らすために後ろの体重をかけ、勢いをつけます。
次は、前方向に体重を乗せ、さらに勢いは増していきます。

しかし、その体重を乗せるタイミングは「前方向の頂点」と「後ろ方向の頂点」だけのはずです。
それ以外のタイミングで体重を乗せようとしても、失速したりグラグラと板が揺れてしまうでしょう。

そして、「前方向と後ろ方向の振り幅は同じ」ということにも気がついたはずです。

つまり、ゴルフスイングもブランコの原理と同じです。

ゴルフクラブが地面の向かって落下し始めると同時に体重を左に向かわせることで、インパクトの瞬間が最もヘッドスピードが速い状態が作れるのです。

そのタイミングがずれれば、ヘッドスピードは落ち、クラブフェースの向きがバラつくのです。

アイアンのスイング中にリズムが崩れるということは、ダフリ、トップ、シャンク、飛距離のロス・・・このようなミスが起こるということなのです。

では、リズム感を身につけるにはどうしたらよいでしょうか?

チャーシューメン!

何も使わずにリズム感を身につける方法は、なんだかんだ言っても「チャーシューメン!」がおすすめです。

心の中でチャーシューメン!と唱えながらスイングする方法なのですが、ちょっとしたコツがあります。

普通は「チャー」でバックスイング、「シュー」でトップのタメを作る、「メン!」でインパクト。といったリズムの取り方なのですが、どうも「シューでトップのタメを作る」に疑問を抱くようになりました。

「チャー」でバックスイングをした後に「シュー」でタメを作ろうとすると、上半身を右方向に捻りすぎてしまう恐れがあるからです。「シュー」でギューっと腰や肩を無理に捻転させ苦しい体勢になるのです。

なので、まずは「チャー」で少し左に体重を移し、スイングのきっかけを作ります。次に「シュー」でバックスイング、そして「メン!」でインパクト。このリズムの取り方がベストだと思います。

さらにもう1つ、リズム感を身につける方法をご紹介しておきます。

練習器具を使ってリズム感を養う

これは少々お金がかかりますが、とてつもなく効果的な方法です。
商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。
上の画像はゴールドフレックスという練習器具なのですが、これでなくてはいけないというわけではありません。似たような製品は他にもありますのでお好きなものを使用するとよいでしょう。

画像にあるように、ヘッドの部分に重りがついていて、なおかつシャフトはほどよいぐにゃぐにゃ感。この組み合わせによって、自動的に正しいスイングリズムが身につくのです。

このような便利な器具がない時代は「タオルを振ればいい」などと言われていましたが、タオルではヘッドの重みをしっかり感じることはできません。正しいリズムでクラブを振るとヘッドと腕が引っ張り合う感覚がわかるのです。タオルでは軽すぎてその感覚は得られないのです。

このような器具を使えば、正しいリリースポイントや切り返しのタイミングが自動的に身につきます。

プロはこのような練習器具をどんどん取り入れ練習しています。←この現実を無視するのはもったいないと思います。

③弾道と落下させるポイントをフワッとイメージせよ!

アイアンは狙ったところに運ぶための道具です。「俺は5アイアンで190ヤード飛ぶんだぜ!」そんな自慢をしたところでスコアとは関係ありません。

「狙った場所にボールを運ぶ。」これがゴルフです。

ここでは、アドレスはスクエアにとかフェースはまっすぐにとか、そんな技術的なお話はしません。なぜなら、スクエアに構えなくても狙った場所に運ぶ方法は他にもあるからです。

スタンスを左に向けてアドレスしたって、フェースをまっすぐにすれば戻ってきますし、ボールを右足寄りに置き、インサイドアウトにスイングすればスライスのスタンスでもドローを打つことだってできるからです。

肝心なのはイメージです。

どのように打ち出し、どのように曲げてくるか・・・。
高い球を打ち、高さで止めるのか、それとも低い球で打ち、スピンで止めるのか・・・。
ピンに対してストレートに打ち、花道でキックさせてカップまで転がす・・・。

状況や人それぞれに得意な打ち方などで、アイアンのスイングは変わってくるはずです。

ゴミ箱にゴミを投げ入れる時に、スタンスは飛球線と平行に・・・右の肘は体に近づけて・・・、こんなことを考える人はまずいないでしょう。ほとんど無意識に「こんな感じかな?ポイッ!」と投げているはずです。そして、外すことあったとしても、大幅なミスはしないはずです。

アイアンのスイングも同じです。

スタンスのことやグリップの握り方などを考える前にまずゴミを捨てるように「こんな感じかな?」といったイメージが必要なのです。

もちろん、正しいスイングを身につけるのは大切なことです。しかし「こんな感じかな?」がないと、せっかくの正しいスイングも台無しになってしまいます。

スイング理論など理屈だけでスイングをしようとすると、どうしても力が入ってしまいます。

「背筋を伸ばして、頭を動かさず、左に壁を作って・・・。」

こんな時、肝心なピンフラッグを忘れていませんか?

頭の中で、「あそこにボールに落とすにはこんな感じかな?」と「フワッ」としたイメージをするだけで、体がリラックスできます。そして不思議なもので、人間の体はそのフワッとしたイメージ通りに動こうとします。

右脳左脳で表現するなら、まずは、右脳でイメージ。次に、スイングの基本を左脳でチェック。最後にもう一度右脳のイメージを信じてスイング。

こんな流れでスイングするとよいでしょう。

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