「80の壁」80台と70台のゴルフの違い 

公開日: : 最終更新日:2015/06/08 ゴルフレッスン ,

この記事をご覧の方は、既に80台で回れる実力のある方。あるいはベストスコアが80台前半の方ではないでしょうか。

残念ながらこの記事は、90を切ったことがない方にはあまり役に立つ内容ではないことをはじめにご了承ください。

80の壁

「80の壁」つまり、惜しいところで70台のスコアを出せない状態のことです。それを80の壁と言うわけですが、その壁の原因を考える時、多くの人たちがこう考えます。

1、パターがもうちょっと入ってくれれば。
2、アプローチの練習が必要だな。
3、100ヤード以内のショットの精度を上げなきゃ。
4、あのホールのティーショットのOBさえなければ。
5、飛距離がもう少し伸びれば。

多くの80を切れないゴルファーはラウンドが終わったところで、このような「部分的な反省」をしています。

少々耳が痛い言い方になり気分を害してしまう言い方で申し訳ないのですが、「自分のスイングが悪い」と本気で反省する人は少ないのです。

「ゴルフはメンタルだ」
「ゴルフはグリーン周りが勝負」

という、いわば「ゴルフの合言葉」が一人歩きしているため、本当に反省すべき点を多くの人が見逃してしまっているのかも知れません。

メンタルの部分やグリーン周りが勝負だという言葉は本来、プロの世界のように実力が均衡しているような状態で「紙一重の差」を競う場合に用いられるものなのです。

どんなスポーツでも「心・技・体」が整うことで、力を発揮できるわけですが、その心技体を鍛える順番は「体」→「技」→「心」と言われています。

「心」がいくら落ち着いていても、「技」技術が無ければ上手くショットすることは出来ません。技術は「体」があって初めて機能するものです。

ただし、今このページをご覧の方は80台で回れる方が多いと思いますので「体」について問題はないと思います。アドレスをしてスイングをしボールを遠くまで運び元気にラウンドすることができる体力があるからです。

そして「心」については、「技」の熟成度が高ければ高いほど自然と身に付いていくものです。自分のショットに自信が持てれば落ち着いてプレーすることは難しいことではなくなります。

つまり、80の壁を感じている方は「技」が足りないのです。

「でも、技術が足りないって言うならパターやアプローチも「技」の一つではないのか!それに磨きをかければ80を切れるのでは!?」と思われることでしょう。

たしかに、パターやアプローチの練習はとても大切です。

しかし、最も大切なのは「スイング」なのです。

「正しいスイング」が出来てこそ正しいアプローチの練習ができ、落ち着いてグリーンを読み自信を持ってパットが打てるようになるのです。

再度、耳が痛い話かもしれませんが、80を切れない方は「スイング」が悪いのです。
アプローチでもパターでもあのホールのOBでもありません。
80の壁は「スイング」なのです。

80台ゴルファーと70台ゴルファーの違い

では、80を切れないゴルファーと70台で回れるゴルファーの違いは何なのか。

それはもうお分かりだと思いますが、「スイング」です。

スイングの違いと言っても、「美しいスイング」と「かっこ悪いスイング」と言ったことではありません。また、スイングスピードの違いでもありません。

「安定している」か「安定していない」の差です。

この記事をご覧の80台で回る方は、内心では「私のスイングは安定していない」と薄々感じているはずです。

ショットごとにアドレスを変えてみたり、ボールの位置を調整してみたり、テークバックのスピードを変えてみたりと多少の不安の中、「実験」を兼ねてショットに挑んでいるのではないでしょうか。

これが、80台と70台の大きさ差なのです。

コンスタントに70台前半で回れるゴルファーは「スイングに迷いが少ない」のです。

正確に言うと、迷わなくても「こうすれば安定したスイングができる」というキモの部分を知っているのです。

そのキモの部分の話をする前にまず、安定したスイングとは何なのかについてお話しておきます。

安定したスイングとは

安定したスイングとは、「何度打ってもスイング軌道中で最速のヘッドスピードでクラブフェースの芯がボールにヒットする」と言うことです。

当たり前ですね。

毎ショット、ボールの当たる瞬間に最もヘッドスピードが上がっていて、なおかつクラブフェースの芯でボールを捉えることができれば、それはスイングが安定しているということになります。

はい、80台で回る方には分かりきったお話をしたわけですが、同時に「それができれば苦労はしないよ」と思うのではないでしょうか。

それでは、どうすれば安定したスイングができるのかそのヒントをここではお話したいと思います。

安定したスイングを作る方法

まず、今度は逆にスイングが安定しないとは何なのかを考えてみましょう。

答えは逆を考えれば簡単です。

「毎ショット、ヘッドスピードが最速でボールにヒットせず、クラブフェースが芯を捉えていない」

これまた当たり前ですね。

ではなぜこのような現象が起きるのでしょう。同じようにスイングしているつもりなのにです。

実はこの直接的な原因は「手首」にあります。

ここで注意して欲しいのは「直接的な原因」という部分です。

インパクトの時に手首で上手いこと調整しましょうと言っているわけではありません。

「最終的な問題点が手首」だということです。

右利きのゴルファーの手首がインパクトの時、右側に折れていればスライスやプッシュアウト、左側に折れていればフックやひっかけ。

また、リリースが早くても遅くてもヘッドスピードの最速ポイントはずれることになり飛距離も落ちるのです。

つまり、アドレスで合わせたクラブフェースの向きに最速のヘッドスピードで戻ってくればベストショットになるのです。

安定しないスイングの原因は「手首」ということをご理解いただけましたでしょうか。

しかし、手首が原因でスイングが安定しないと言われても、改善方法が分からないでのは意味がありませんね。

ここで正反対のことをいいます。

手首が安定しないのは手首のせいではない。

つまり原因は他のところにあるのです。それはスイングの軸を安定させることが手首の安定につながるのです。

正しいグリップ・正しいアドレス・正しいテークバック・・・そしてリズムや切り返しのタイミングや「頭を残す」という本当の意味などです。

これらの当たり前のことを当たり前に行っているかどうかが、最終的な「手首」の状態に影響を与えてくるのです。

70台で回るプレーヤー、もしくはそれ以下で回れるプレーヤーは必ずそれらの「基本」を完全にマスターしています。

もし、あなたが80台止まりのプレーヤーなら、まずは「7日間シングルプログラム」を実践していただきたい。

「初心者用のゴルフレッスンなのでは?」

そう思った方は、まだまだ「伸びしろ」があること間違いなしです。

多くのゴルファーは、80前後で回れるようになると自分の力量を過信してしまうものです。

「もう基本はできている。あとはラウンド数さえ増えれば上手くなるだろう。」

これが大きな落とし穴です。

「スイングの上達」は、残念ながらコースで習得することは事実上不可能です。毎日のようにラウンドできる人は限られているからです。スイングは頭で考えるだけでは身につきません。体に染み込ませなければなりません。

やはり、正しいスイングを練習場でしっかり体に叩き込むほかないのです。

でも、80台で回れる人はやっぱりすごい!

ただし、80台で回れる人はやはり実力者です。その7日間シングルプログラムを見れば、100を切れない初心者に比べ、圧倒的な吸収力を発揮することでしょう。

そのレッスンの中で言っていることがすぐに理解でき、微調整だけで済むからです。

実はティーチングプロの多くが教えるレッスンは、結局はリリースのタイミングを治すためのものといっても過言ではありません。

アーリーリリースは、ご存知の通り「ダウンスイングで早すぎるタイミングで手首を解放してしまう」ことを言います。

つまり、インパクトの瞬間に、クラブヘッドが手首を追い越している状態になります。

フェースの向きはバラバラになり当然ボールもばらつきます。そして、遠心力が最大のポイントでヒットしないことと、体重が乗らないことで飛距離は大幅にロスしてしまいます。

最近では松山選手がいいお手本ですが、松山選手のインパクトは常に体重が乗って体でボールを思い切りヒットしていることがわかります。

手首をパチッと合わせにいくような打ち方ではなく、体全体を使ってクラブフェースをスクエアにしボールをヒットしています。機会があったら松山選手のスイングを今度チェックしてみてください。

松山選手特有のスイングの特徴はあるものの、理想の安定したスイングでリリースポイントもばっちりのお手本です。

では、アーリーリリースを無くすためにはどうすればよいか。
7日間シングルプログラムの内容を転用したわけではないのですが、僭越ながら答えが一致している部分があったので一つのヒントとして書かせていただきます。

それは「手首を使わないスイングにすること。」

手首を使わないとインパクトが合わないような難しいスイングをやめることです。

難しいスイングとは、ドライバーはフラットな軌道で、アイアンはアップライトで、ウェッジはさらにアップライトに・・・といったようにクラブによってスイングを変えるようなことをいいます。

また、毎回スイングのリズムがバラバラなのも手首のリリースタイミングがずれる大きな原因です。

それら難しいスイングの原因のほとんどは自己流によるアレンジです。

もちろんゴルフはご自身で研究し上達していくのも一つの楽しみではありますが、ラウンドのたびに「あー、また100を切れなかったな。なんでだろう。」とがっくり肩を落とすことが多いなら、一度誰かに基本的なことを教わるのが得策です。

シンプルでいつも一定のリズムでスイングできるようになれば、リリースのタイミングも安定しますし、もちろんそれがスコアに大きく響いてきます。

7日間シングルプログラムは、誰でもスイングリズムを安定させ、手首のリリースも気にすることなく、スコアアップできるシンプルな理論です。ぜひ、お試しください。

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Comment

  1. 健一、F より:

    72歳です、今年の平均スコアーは81.5でした白マークからのスコアーです、バーディーが出ると70台が出ますが72を切るゴルフが目標です、今練習でドローからフェードに切り替え中ですが冬のシーズン距離もでず、風にも負け、どうしてもドローから抜けれません、フラットなライで風のない時はフェードボールを練習してます、今の時期はパターが難しいですね、芝の状況がホール事に代わります、70台と80台のスコアーのゴルフの違いは心の乱れと思考力と技術の差ですかね?

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