もし、あなたがゴルフで100を切れないのであれば、これからお話することが当てはまってしまうかも知れません。
このページを読めば、100を切れない人の特徴とその改善策がわかります。
100を切れない人の特徴
先日、ゴルフ暦10年のいわゆるアベレージゴルファーの方と栃木県のコースでラウンドしてきました。
その方とは2ヶ月に1回のペースでゴルフを楽しんでいて、おつきあいはもう5年くらいになります。
しかし、その方の腕前は5年前とまったく変わらないのです。
常に100〜105の間。
私とラウンドして、一度も100を切ったことがありません。
ちなみに、私は「教えて!」と言われなければ絶対に教えないようにしています。なぜなら相手の気分を害したくないからです。せっかくの楽しいゴルフを私の余計な一言で壊したくないですからね。
しかし、そろそろ口を出した方がいいのかな?と思っています。なぜなら、ゴルフをまったく理解できていないからです。
ゴルフって、結局「・・・」ということです。
「ゴルフを理解していない!」なんて、生意気な言い方になってしまいましたが、別に「私はゴルフの全てを理解している」などと勘違いしているわけではありません。
なんとも奥の深いスポーツだといまだに思いますし、極めることはできないとすら思っています。
しかし、ゴルフは結局「スコアメイク」のゲームなのです。
ドライバーの飛距離を競うものでもなければ、グリーンでスピンの効いたアプローチの技を見せるスポーツでもありません。
いかに少ないスコアでラウンドするのかを競い楽しむものなのです。
しかし、その方・・・・。
「ドライバー命!」
5年経ってもそのスタイルは変わらないようです。
たしかに、芯に当たれば270ヤードくらいは飛ぶのですが「5回振ってせいぜい1回だけナイスショット。」こんな感じです。
このプレースタイルを批判するつもりはありませんが、「もっとゴルフを楽しもうよ!」と感じてしまいます。
まず、ゴルフはグリーンのホールからティーグラウンドまでのコースのレイアウトを把握することから始まります。
次は戦略です。
2オンでグリーンを狙うには、ティーショットはあそこに打てば残り100ヤードでピッチングで狙える。しかし、そこはあまりにもフェアウェイが狭すぎるから、ここは安全策をとって手前のフェアウェイの広いところに3Wで狙おう・・・などです。
これがゴルフの面白い部分なのです。
ドライバーでかっ飛ばして「あとは適当に打てばいいや!」では、スコアはまとまらないのです。
100を切れない人の特徴:ティーショット命
100を切れない人はとにかく「ティーショットが命」という人がほとんどです。
「ナイスショット!」
こう言われることがゴルフの醍醐味だと思っている人が多いのではないでしょうか。
ところが、せっかくグリーン手前70ヤードにつけても、そこからダフってチョロ、トップしてグリーン奥へOB。こんな光景をよく目にします。
それ以前に、ドライバーでナイスショットの確率が非常に低いのも問題ですが。
「ティーショットはドライバーじゃなきゃダメ」というよくわからないルール。
なぜ、みんなドライバーを使いたがるのか。しかも、300ヤードパー4という極端に短いコースで。
女性や力のないゴルファーの方や、正確にミートできる上級者がワンオンを狙うならドライバーを使うメリットがありますが、どこに飛んでいくか打ってみなければ分からない人は、その選択は間違っているとしか言いようがありません。
本来、ドライバーの飛距離が250ヤード以上ある人なら、5Wやユーティリティで残り100ヤードあたりの安全な場所を狙うべきです。
それをわざわざ、上手くいってもグリーン手前のバンカーを狙うようなティーショットは避けるべきです。しかも、OBの危険性もはらんでいるのですから。
ティーショットはドライバーじゃなきゃいけないなんてルールはありませんが、初心者ほどドライバーを使いたがります。
もっと、冷静にティーショットを打ちましょう。
ところがこんな問題が!
ティーショットはドライバーだけじゃないと上記では説明しましたが、実は見逃してはいけない問題を100を切れない人は抱えているのです。
それは・・・。
「ドライバー以外のクラブに自信がない。」
つまり、3wやユーテリティ、ロングアイアンを上手く使いこなせないのです。
いくら戦略的にコースマネジメントをしようとしても、ティーショットで使うその他のクラブで確実なショットを打つことができないのです。
その原因のほとんどが、ドライバー以外のクラブの練習不足です。
ティーショットのOBを恐れるあまり、ドライバーの練習をし過ぎでアイアンやフェアウェイウッドの練習を真剣にしていないのが原因です。
そんな方に一つだけ助言したいと思います。
ドライバーとアイアンやフェアウェイウッドとの違いはわかりますでしょうか?
「ティーアップして打つ」
それももちろん正解です。「ドライバーはアッパーブローで打て」と聞いたことがあると思いますが、クラブが最下点を過ぎ、上がってくる途中でインパクトするとちょうど芯にあたります。
確かに、そういう違いはあります。
しかし、最も違うのは「飛ぶようにできている」という部分です。
今、売られているドライバーはどれも「簡単に」「誰でも」「多少、芯を外しても」・・・・飛ぶ!
そのようにできているのです。
今では、460ccの大きなヘッドが主流です。初めてドライバーを持った子供でも空振りすることは少ないでしょう。フェースのどこかしらがボールに当たるはずです。
そしてスイートスポットが広く、ギア効果も高いため、多少芯を外してもそこそこの方向へ飛んでいってくれます。
しかし、アイアンはそうはいきません。
スイートスポットは狭く、ボールの手前を打てば100%ダフり、飛距離はでません。
アイアンの場合はボールを先にヒットさせなければならないのです。いわゆるダウンブローでボールにコンタクトさせる必要があるのです。
そうでなければ「飛ばない」のです。
つまり、「飛ばす」という意味ではドライバーよりもアイアンの方が難しいのです。
なのに、アイアンを真剣に練習しない・・・・。
これが100を切れない元凶です。
アイアンさえ使いこなせれば、戦略的なコースマネジメントができ、無謀なティーショットで頭を悩ませる必要はなくなります。
本来80台で回る人向けに書いた記事ですが、アイアンが上達したいのであれば「「80の壁」80台と70台のゴルフの違い」の記事がおすすめです。100切りを目指すも70台を目指すもゴルフの基本は同じです。ぜひ一読を。
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