芝の読み方種類芝目

「芝」が読めれば、ワンランク上のゴルフができる!

TVのゴルフ中継で解説者が
「あー、この位置からは順目で下りのラインだからこの距離でも簡単ではないですねぇ~。」
などど、言っているのを聞いたことがあると思います。

でも、その言葉の意味を「なんとなく理解している・・・・・。」大半の方はそんな状態ではないでしょうか。

実際のラウンドの中で「芝の種類」や「芝の影響」までしっかり計算に入れてパットしている人は少ないのです。

このページでは、「芝」について簡潔に解説していきます。

芝の種類

日本国内でプレイする場合、まずは「ベント」か「高麗」の違いだけでも知っていればそこまでシビアに考えなくてもいいと思います。
とは言え、熱心なゴルファーの探究心のためにいくつか紹介しておきます。

野芝

ゴルフ芝 野芝
ラフに入れば写真のような芝に出会うことができます。これが「野芝」です。もともと日本に自生する芝の一種で、ゴルフ場だけでなく公園や運動場・庭などにも使用されています。葉の幅は4mm程度です。

高麗芝

ゴルフ芝 種類
本高麗
フェアウェイなどでよく使用しれています。これも本州・九州エリアに自生している国産芝の一種です。
ひめこうらい
高麗芝の中でも葉の幅が細いため、グリーンで使用されています。とは言え、ベントよりはコシが強いのでパットの際に芝の影響を受けやすくなります。

ベント芝

ベント芝 ゴルフ 種類
別名「西洋芝」。ベント芝は野芝や高麗に比べてより細くしなやかな芝です。その質感はその他の芝と比べて柔らかいのでグリップが効いてスピンがかかりやすい性質を持っています。現在、多くのゴルフ場のグリーンで採用されています。一言にベント芝と言っても何度も品種改良が行われていて「ペンクロス」「L-93」「A-4」「007」などの種類があります。管理のしやすさやゲーム性(より早いグリーン)の向上のためさらなる品種改良は行われることでしょう。

芝目の見方5ポイント

次は芝目の読み方を解説していきます。
「順目」は転がりやすい。
「逆目」は転がりにくい。

まずは、このことを覚えておきましょう。

①カップを見れば簡単です。

芝目読み方カップを見れば簡単さ
図を見ていただければその意味はすぐお分かりになると思います。グリーンに乗ったらカップの周りを観察してみましょう。カップの内側に向かってヒョロっと芝が出ている部分があったらそこがチェックポイントです。そこからボールの位置によって順目か逆目かが判断できます。私の一番のおすすめです。

②白く見えたら順目。濃い色に見えたら逆目

カップを中心にグリーンを低い位置から様々な角度から観察してみましょう。角度によって「白っぽく見える場所」と「濃いグリーンに見える場所」があります。白っぽく見えるのが順目。濃いグリーンに見えるのが逆目です。

③山に向かって打てば逆目。山を背にして打てば順目。

これは、山岳コースでの判断基準になりますが標高が高ければ影響を受けやすいと言われています。川の流れのように高いところから低い方へ芝の目も流れています。

④水に向かって芝は伸びる

この性質は「なんで?別に葉っぱから水を吸収するわけではないのにそっちに向く必要あるの?」などど私は考えてしまいますが、芝に聞いてみないとわかりません。近くに川や池がある場合、そちらに向かっていると考えてください。

⑤西に向かって芝は伸びる

これも芝の性質の不思議なところです。太陽が沈む方向に伸びるのです。できる限り太陽光を浴びるためにはそれが一番最適な方法なのかもしれません。
ということは、西に向かって順目です。コースのレイアウト図でどちらが西なのかチェックしておきましょう。

芝目の読み方「まとめ」

5つのポイントを解説してきましたが、もちろん例外が出てきます。山側に池がある場合はどっち?東に池があったらどうするの?などです。
そんな場合は、①の「カップを見る」で判断されるのはいかがでしょうか。私の場合は最終的にはそうしています。

注意!!基本を学ぶことを後回しにしている方がほとんどです。

※ゴルフは道具を替えるだけで上達するものではありません。しっかりと基本をマスターすることで道具の違いを理解できるようになります。
当サイトをご覧いただいている方には是非こちらの「基本の集大成」をご紹介しておきます。色々と調べましたがここまで丁寧な教材はありませんでした。「下手の考え休みに似たり」是非、プロの技を盗んでください。