タイトリストアイアン難しい

「タイトリストのアイアンはいいとは聞くけど難しいのでは?」

タイトリストのアイアンをそういうイメージで見ている人が多いみたいですね。

確かに、タイトリストのアイアンは「軟鉄鍛造のマッスルバック」が代名詞のように扱われているのは確かです。上級者がタイトリストのマッスルバックを愛用することが多いのでそのようなイメージになってしまったのでしょう。

しかし、現在タイトリストのアイアンは他メーカーと同じように初心者でも使える優しいモデルから、操作性はいいけどミスには厳しい上級者モデルまで幅広く発売しています。

このページでは、タイトリストのアイアンシリーズの特徴やタイトリストアイアンを使用しているプロゴルファーなどを紹介していきます。

タイトリストアイアンを選ぼうとしている方は、シングル目前もしくはスクラッチプレーヤー目前の方が多いのでは?

そろそろ、プロが行う練習法を取り入れたり、ゴルフスイングの根本的な基本を学び、圧倒的な実力を手に入れ飛躍する頃かもしれません。

そんな方は、新しいアイアンセットを購入する前に是非「ゴルフ上達に必要なスキル27項目を短期間で完全マスターする方法」をご覧ください。タイトリストアイアンオーナーにふさわしい技術が習得できるはずです。

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タイトリスト最新モデルのアイアンはこの4機種

2013年現在、最新のアイアンは以下の4種です。初心者向き⇒上級者向きの順でご紹介しておきます。
(※ここでいう初心者向きは芯が広くミスへの許容性が高いという意味です。)

タイトリストアイアン:①【AP1】

タイトリストアイアンAP1

AP1はタイトリストのアイアンの中では一番優しい設計になっています。デュアルキャビティ構造によってスイートスポットが広くミスショットに強いため方向性や飛距離に自信のない初心者にも使いこなせる一品です。(※デュアルキャビティ構造とはヒール側とクラウン部両方がキャビティ構造になったものです。ちなみにキャビティとは凹みです。凹む=重心が深くなるので球が上がりやすくなります。)

また、以下の図のように各番手ごとの重心を調整しすべての番手で一律の弾道が出やすい設計になっています。
タイトリストアイアン重心
例えば、5Iと7Iの飛距離が変わらないという悩みを抱える人がいます。それは5Iの方が球が上がりにくいことが原因ですが、AP1ならその分重心を下げた設計になっているため球が上がりやすく、他の番手と一律の高さの弾道が出やすくなるので飛距離の差がしっかり出るようになるでしょう。

ヘッドの素材はステンレスを使用し、ヘッドのブレを防ぐトゥとソール部分に入っているウェイトにはタングステンとニッケルが使用されています。製法はタイトリストアイアンで唯一の鋳造(ちゅうぞう)のニッケルクロームメッキ仕上げです。タイトリストのアイアンの中で一番優しいクラブはAP1と言っていいでしょう。ただし、ボールにわざと回転をかけたりとテクニックを磨きたい方には不向きなアイアンです。
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タイトリストアイアン:②【AP2】

タイトリストアイアンap2
AP2はAP1の優しさを継承したまま、操作性も向上させたモデルです。AP1と同じくデュアルキャビティ構造になっていて、スイートスポットが広いので少々芯を外しても方向や飛距離を損いません。タイトリストは難しいというイメージはほとんど感じないでしょう。

また、これもAP1と同じですが重心が番手ごとに調整されているため、弾道が一律の高さに保たれます。これによってロングアイアンではしっかりと高弾道、ショートアイアンではライン出しの感覚が感じられやすい低弾道になります。以下の図をご参照ください。
タイトリストアイアン弾道

「若い頃は飛ばし屋だったけど最近はめっきり飛距離が落ちてきた。でもまだまだ技術は健在だ!」という、大先輩の方々には最適のアイアンではないでしょうか。

ヘッドはトップブレード部分が軟鉄でソールはステンレス、バランスウェイトにはタングステンとニッケルが使用されています。製法は鍛造でニッケルクロームメッキ仕上げです。(※ニッケルクロームメッキ仕上げはキラキラしたミラー仕上げのことです。)
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【ap1とap2比較】

ap1のヘッドはステンレス鋳造、ap2のヘッドは軟鉄鍛造。鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)の良し悪しについては論争が絶えません。鋳造アイアンでツアー優勝するプレーヤーもいますので。ただ、一流のプレーヤーが好んで使っている数が多いのが軟鉄鍛造のアイアンということは間違いないでしょう。

また、重量はap1の方がap2より若干ヘッドが軽くなっていますので、筋力に自信のない方はap1がおすすめできるでしょう。

タイトリストアイアン:③【CB】

タイトリストアイアンcb
このCBは多くのプロも愛用している「マッスルキャビティ」という位置づけのモデルです。マッスルバックの操作性を損なわず、少々のミスならを許してくれるキャビティ構造を合わせ持つ中級から上級者向けのアイアンです。

構えた時のシャープさを感じるトップブレードは、マッスルバック愛用者が使用しても違和感は感じられません。

マッスルバックにこだわりを持ちすぎために後悔した1打・・・そんな経験はありませんか?
一流のプロも使用しているマッスルキャビティにそろそろ変更するのも悪くないもしれません。

素材は軟鉄で製法は鍛造の職人好みのアイアンです。仕上げはサテン仕上げで無骨で男らしい様相です。
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タイトリストアイアン:④【MB】

タイトリストアイアンmb
そして最後はMBです。
言わずと知れたタイトリストの顔マッスルバック。ブレードアイアンという呼び名にふさわしい鋭さと操作性があります。ちなみに私もタイトリストのマッスルバックの「670」という少々古いモデルを使用していますがかれこれ7、8年になりますでしょうか、ずっと愛用させてもらっています。

私の場合はもっと上手くなりたいという決意のためにこの憧れの名器を手にしましたが、このMBに慣れてくると他のアイアンだと飛びすぎてしまったり、微妙な左右の回転を上手くコントロールできなくなるのでかえって難しく感じてきます。上級者用と敬遠されている方はもしかしたら食わず嫌いかもしれません。

アイアンで球筋を自由にコントロールできるとゴルフがもっと楽しくエキサイティングなものになります。そして、あの小さなヘッドの真芯にボールがヒットした時の打感や音は他のどのアイアンでも勝るものはないと思います。

素材は軟鉄で鍛造製法。サテン仕上げで男前な顔立ちです。構えた時のトップブレードの鋭さが球筋をイメージしやすくさせます。私は一緒に布団に入り寝たこともありました(^^)・・・おバカですよねぇ。でも最近はCBが気になっていますが・・・

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さて、タイトリストの現行モデルのご紹介はとりあえずここまでです。
ここからはタイトリストのアイアンを愛用するプロゴルファーをご紹介していきます。

タイトリストアイアン愛用中のトップゴルファー達

【アダム・スコット】
使用アイアン:MB

2013年にマスターズで優勝したトップスター選手です。ホワイトタイガーなどと呼ばれタイガーウッズと比較されるような選手です。アダムスコット選手はフルセットタイトリストづくしです。ドライバー、アイアン、ウェッジ、パター、ボール、バッグまで。
イケメンだし、ゴルフ上手いし、趣味はサーフィンだし・・・かっこよすぎます。マダム達が黙ってはいませんね。

【スティーブ・ストリッカー】
使用アイアン:AP2 (710)

2009年の世界ランキングでは2位になったこともある実力者です。AP2を使用しているというのは以外と思われるかもしれませんが、プレースタイルにあっているクラブがAP2だったということです。つまり、AP2は初心者用というような括りは間違いです。もちろん、ストリッカー選手用にカスタマイズはされていると思いますが。

【ジェイソン・ダフナー】
使用アイアン:AP2

ジェイソン・ダフナー選手は2013年全米プロの優勝者です。2013年のメジャー優勝者2名はタイトリストのアイアンを使用していたことになります。これは偶然なのでしょうか・・・。

ジェイソン・ダフナー選手はゴルフ以外でもその人柄が好感を呼び今アメリカでは人気が集まっているみたいです。これから注目の選手ですね。

【丸山 大輔】
使用アイアン:CB

丸山 大輔選手は国内ツアーでの優勝回数は3回。米ツアーにも挑戦しトップ10入りを4度の成績も残している素晴らしい選手です。
となみに丸山選手はフルセットタイトリストです。

【芹澤 信雄】
使用アイアン:VG3

VG3は今回詳細は載せていませんが、AP1・AP2とCBのあいだくらい?のクラブと考えていいでしょうか。デュアルキャビティ構造ではなく、アンダーカットキャビティ(ソール部のみ)です。

芹澤 信雄選手は明るく甘いマスクで人気でよくテレビで見かけるプロです。今では、後輩やジュニアの育成などにも力を入れていて若いゴルファーのお兄さん的存在のですね。国内ツアーでの優勝回数は5回です。

この他にもたくさんのプロがタイトリストのアイアンを使用していますが、きりがないのでここら辺にしておきます。

タイガーウッズが世界的なプレーヤーになれた理由。

アイアンの正しい打ち方はこちら。→